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NORDESTCYCLES BRITANGOフレームセット

もう数日前にFBやインスタ等のSNSではお伝えしていますが、

スペインに本拠を置き、クロモリやチタンのフレームを手掛けるブランド

NORDESTCYCLES(ノールエストサイクル)から

新型のダウンカントリーフレーム

BRITANGO(ブリタンゴ)のMサイズ(適応身長168~178㎝)

が1本のみ入荷しました。

誉自転車に入荷したのブラックですが、別カラーでホワイトもあります。

 

 

 

以下に日本の総代理店?

TKCproductionsさんのページから

「ノールエストサイクル?」「ダウンカントリー?」「名前のブリタンゴって?」

といったことの説明をコピペしたのを貼っておきます。

 

ノールエストサイクルはここに新型のブリタンゴをお届けします。クロスカントリーのためにデザインされたハードテイルですが、私たちはそのコンセプトを「ダウンカウントリー」と呼びたいと思います。

●ブリタンゴとは

エジプトのハゲタカとしても知られているブリタンゴはイベリア半島のハゲタカの中でも最小のものです。白と黒の羽、黄色い顔と長い楔状の尾を持つ猛禽類です。ブリタンゴは夏の移住者で、2月末からポルトガル、スペイン、カナリア諸島で一般的に見られ、3月から9月までは営巣した場所に留まります。秋には南に移動し、冬はサハラ以南のアフリカで過ごします。彼らは穴の中や岩の多い場所に巣を作り、川の谷や山の中の険しい地域を好みます。

ポルトガルでは、トラス・オス・モンテスが観察しやすい場所の1つですが、場合によっては他の地域でも見ることができます。ポルトガルとスペインの地域を含むこの地域は、イベリア半島の最も重要な繁殖地の1つです。エジプトハゲワシはカナリア諸島、特にグランカナリア島、フェルテベントゥラ島とランサローテ島の東部の島々の地理に完全に適応した種で、 "guirre"の一般名を持っています。

●フレームについて

ブリタンゴは「ダウンカウントリー」モデルです。「ダウンカウントリー」とは?それは私たちが生み出したコンセプトで、山を登る時はクロスカントリーバイクに見えながらも、高速でトレイルを下る時にはENDUROバイクになるものです。それをどのように可能したのか?答えは簡単です。短いチェーンステイに29erホイール、登りを可能とする74度のシートチューブアングルに長いトップチューブ、60mmのステムと67度のヘッドアングル、120mmトラベルのフォークに20%のサグ量を与えると悪魔のように下ります。この爆発的なカクテルはブリタンコにピュアな狂気を与えました。

このフレームはダブルバテッドの4130クロモリ製で、ノールエストの研究による卓越したジオメトリーを与えられ、全てのコンディションで素晴らしいテスト結果を残しています。120m-140mmのフロントサスペンションフォークに対応し、27.5"+ x 3”もしくは29" x 2.5”まで対応し、安定した下りと素晴らしいコーナリングを実現しています。

●スペック

フレーム: 4130クロモリ ダブルバテッド
ホイール径: 27.5″+ (最大3″幅) 29″ (最大2.5″幅)
BOOSTリアスペーシング / 交換可能ドロップアウト
TR44ヘッドチューブ
MLサイズ 2,250g
31.6mmシートポスト径 / ドロッパーポスト対応
グロスホワイト / マットブラック
リアスルーアクスル / シートクランプが付属
120 mm -140 mmストロークのフロントフォークに対応
適応身長: M 168-178cm ML 175-185cm L 182-193cm

●ノールエストサイクルとは

ノールエストサイクルは、ジェロニモサイクルでの経験と知識を元に、チタンとスチールの自転車を製造しています。従来の信頼性を兼ね備えたメンテナンスフリーな自転車の要求に応えるもので、シンプルで剛性の高いフレームと、高度な研究によるジオメトリーを組み合わせています。

ノールエストサイクルの精神は、地元の人々が生き残るため懸命に働かなければいけなかったポルトガル北東部の山岳地帯、トラス・オス・モンテスの自然からインスピレーションを得ています。私たちの小さなチームは一年中マウンテンバイクを楽しむのに理想的な天気と地理を併せ持つポルトガル北東、そしてカナリア諸島とアインサで季節を過ごしています。

 

以上、TKCproductionsさんのHPからの引用でした。

 

でっ、ここからは私からの考えです。

凄くシンプルにいうと上の絵の位の位置を狙いにしたクロモリフレームだと思います。スモールメーカーが作るクロモリフレームと言えば、

150㎜前後のフロントサスを想定したエンデューロ系(最近、一昔前ならオールマウンテンって言ってたのも含めてエンデューロでいいらしい)

がよくありますが、120mmくらいのサスを想定したのをスモールメーカーがクロモリでつくって販売するってあまり聞かないです。

素材は関係なしに似たようなコンセプトのフレームないかな?

って考えたらウチが扱ってるMERIDAの2019年で終売したBIG.TRAILシリーズが

浮かんだのでジオメトリを比べてみました。

サイズ展開的に同じシートチューブ長がないのですが。

ビッグ・トレイルもブリタンゴも

BBドロップ量:60mm

シート角:74度

は同じです。(ブリタンゴのLサイズのみ若干違いますが、些細な量です)

つまり、シートに座った時の腰から下の位置関係は同じ又は、ほぼ同じという事かとおもいます。

違いは、

・チェーンステイ長がブリタンゴの方が8mm短い:420㎜

・フレームリーチはかなり長くなる

(ブリタンゴ最小サイズのMですら435mm、たいしてビッグトレイルでは最大サイズでも425mm)

・スタックはより低く:ビッグトレイルの最小サイズ(38)637mmに対し、ブリタンゴ最小Mで606㎜

・ヘッド角もややブリタンゴの方が寝ている、結果おそらくはホイールベースも長い(BBより前の長さがながくなる)

 

総合的に考えて、クロスカントリーをメインとしながらも、

・短いチェーンステイと長いホイールベースに、今までよりも寝たヘッドアングルと

低い重心。というエンデューロバイクの流行を組み込んだ珍しいフレームなんだと思いました。

ジオメトリーにおいて大手メーカーよりスモールメーカーが最先端をいくのは、MTBの世界では昔からの事でこのブリタンゴも

”その例にもれず”なのです。

 

特徴的なヘッドのブランドマーク、何がモチーフなのでしょうか?

短いヘッドチューブ長(100㎜)は、フレームスタックの低さに一役買っているとおもいます。

 

ブリタンゴ(ハゲタカ)の頭部に見えるデザインになっているヘッド周りのペイント。

なかなか遊びがあって面白いですね。

「趣味の物」なのでこういうの好きです。

ブランドロゴはシンプルですが、これで良しとおもいます。

アクの強すぎるデザインより好き。

少しピントがぼけてますが、インターナルルーティン用のドロッパ―ポストのラインが入る穴です。

ダウンチューブまではフレーム外側に沿う形になります。

その部分のグロメットと、シートポストクランプは付属します。

クランプはCNC削り出しにブラックのアルマイト、そこにブランドロゴマークつき。

けっこう高級感あります。

29erの2.5インチ幅まで入るBBシェル~チェーンステイの造形です。

ドライブ側のみプレート状になっています。横のねじれを抑える(または調整する)補強はBBシェル後ろに小さなプレートを配置してBBと左右のチェーンステイを溶接で繋ぐ手法を採用しています。

420㎜という短いチェーンステイで、29er2.5インチ幅のタイヤ付きのホイールを収めようとしたら、通常の左右をつなぐブリッジよりこの方法がいいのでしょうね。

フレームのリヤエンドです。

ロゴ入りの専用12ミリスルーアクスルと、取り外しできるタイプの左右エンドパーツが付属しています。

言うまでもなく通常のBoost規格です。

 

以上が、私から見たノールエストサイクル ブリタンゴの説明と紹介です。

フレームを展示する場所が無いため段ボールに入ったままになってますが、

店内には常にありますので、実物を確認したい方はお気軽にお越しください。

 

フレームセットの価格は、税込で¥118,800になります。