誉自転車のお仕事30　父から子へ

お客様が若かったころに乗っていたバイクを修理してお子さんに譲りたい。

誉自転車では、割とよくいただくご依頼です。

このキャノンデールのMTBも少し前にそんなご依頼でお預かりした物です。

いいバイクですね、キャノンデールが倒産してしまう前のMADE IN USAのフレーム

（※今更ですが、こんなのを見たらこのブランドはほんとに惜しい事になったものだと思います、キャノンデールはなんでオートバイやろうとなんか思ったんだろ？）

たぶん2000年くらいのモデルでしょう、とてもきれいに保管されていたようですが

シフターはなんか変、グリスが硬貨して内部で何かが嚙み合っていない感じが伝わります。

機械としては壊れてはいない気もしますがワイヤー類は交換しておいた方がいいでしょう。

あとはタイヤ、チューブ、グリップなんかのゴム製品を新品に交換するだけで十分街乗りに使えそうです。

スタンドをつけるのも正解だと思います。

ホントに状態がいい。

この時代のキャノンデールって精度良し、溶接当然良し、塗装もよしで

価値あるものを量産していたと思います。

自分が自転車屋になって、時々この時代のキャノンデールをお預かりして作業しているときに

改めて思います。

これといって高級パーツもないかもしれませんが、

状態の良い当時のパーツがいい感じに残った キャノンデール F500

譲ってもらったお子さんにはこのままずっと大事に乗ってもらいたいと思います。