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2019MERIDA大阪展示会マウンテンバイク編

2019メリダ大阪展示会のブログも今回のマウンテンバイク編が最後になります。

展示会で行われたプレゼンテーションでは、実は日本の国土はマウンテンバイクに非常に適した環境だと言う事、業界側が現状の問題をふまえた上で本気で環境整備に取り組んでいく兆しがある事、メリダもそこに加わる事などを説明していました。

期待したい気持ちはありますけど、今回はどうなることでしょうか?

20年位MTBやってると、これまでもこういう話を何度も耳にしています。

結果は、どれもダメでした。

業界はこれまでの失敗の歴史を乗り越えて次のレベルに進めるのでしょうか?

私などがいっさい関係しないところの話ですので

私は自分の出来る事を地元でしながら成り行きを見守るだけですね。

E-bike e-mtb   merida メリダ 高松 ebig.seven 600
2019 MERIDA eBIG.SEVEN 600
フルサスのE-MTB  欧州での販売モデルでしょうか?
フルサスのE-MTB 欧州での販売モデルでしょうか?

さてまずはコレでしょうか、E-MTBですね。

気になっているという声はたくさん聞きます、でも実際に買うつもりという声はまだ聞きませんね。

各社2019モデルにラインナップに加わっているみたいですが、

モデルラインナップも少ないですし、まだまだ様子見が続くのでしょうか?

メリダも展示会に、実際に2019モデルとして加わる e-BIG.SEVEN 600 と、あくまで今回は展示品とまりのフルサスe-MTBの2台を展示していました。

ブレブレ写真ですみません、eBIG.SEVEN600のフォークです、マニトウの普通の100㎜幅のスルーアクスルの物が採用されています。 フロント周りはBoostじゃないようです。
ブレブレ写真ですみません、eBIG.SEVEN600のフォークです、マニトウの普通の100㎜幅のスルーアクスルの物が採用されています。 フロント周りはBoostじゃないようです。

eBIG.SEVENのコンポーネントはシマノ・デオ-レを採用。

タイヤはマキシスの650Bで2.2インチ幅、モーターアシストがある事や、せっかくのフレームから後がBoostなんだから2.4~2.6位に後から付け変えてはどうかと思いますね。

基本的には、普通のマウンテンバイクでいう所の、ここから上のグレードが山で遊べるという、本格エントリーグレードにシマノのSTEPSを組み合わせたE-MTBとしては普通な感じのものですね。最初の1台には悪くないとおもいます。

 

値段は¥359,000

安くはないと思いますが、他社ではどれ位なんでしょうか?

出来れば試乗車に1台もって実際に自分で乗ってみたいとこですが、

今の誉自転車にはその余裕は全くありません。(悲)

経済的に余裕のあるアクティブな趣味を始めたい方、コレでMTBはじめてください。

メリダ ビッグトレイル400 マウンテンバイク セミファットバイク
2019 MERIDA BIG.TRAIL 400

山でとにかく楽しみ倒す事が目的のブースト規格に650B+を採用した

BIG.TRAILシリーズ

2018モデルであった600は今年は無くなり、ほぼ同じコンポーネント(シマノSLXとFSAミックス)にドロッパーポストをあきらめた形の400がエントリーグレードに加わりました。

値段は去年の600が¥209,000に対し

この400は¥159,900になります。

私的には、安いドロッパーを付ければ去年の600とほぼ同じスペックに、よりやすい値段で

できるので納得かと思います。

 

BIG.TRAILシリーズの上位モデル 2019BIG.TRAIL800
BIG.TRAILシリーズの上位モデル 2019BIG.TRAIL800
ROCKSHOXのRevelationの130mmストロークを採用
ROCKSHOXのRevelationの130mmストロークを採用

上位モデルの800はカラーが代わり継続されました。

値段は2018が¥379,000もしたのに対し

2019では¥309,000!!  実に70000円ダウン

どうして?と思いましたがよくみると

昨年までついていたDT・SWISSの高級完組ホイールが付いていません。

でもね、実際に山で遊んでる人の頭で言わせてもらうと

あんな高級ホイールは遊ぶためのMTBには要りません。

つまり無駄な贅沢は省き、適正価格に落ち着いたと見えます。

 

 

上位モデルですのでドロッパーシートポストは当然付きます。

操作レバーは今時らしく横向きのタイプでした。

お客様とMTBの話をする時いつも言っていますけど、現代のMTB山遊びではドロッパーシートポストは必需品です。

サスペンションのグレードを一つ落としてでも、装着するべきのアイテムです。

よくロード乗りの人がMTB欲しがる時に、コストダウンの為にドロッパー要らないとか言うのですが、MTB乗りに言わせてもらえば「あ~、やっぱりこの人わかってないな、絶対あとで後悔するぞ」と心の中で思ってしまいます。

昨年と変わらずSRAMの12速ドライブトレインを採用しています。

去年実際に使ってみた感じ非常に良かったです。

2.8サイズのタイヤは迫力あります。

650B+は毛嫌いせずに皆さんに試して欲しいですね。

2019モデルのMTBではリヤストローク120mmのフルサスペンションバイク

ONE-TWENTYシリーズがフルモデルチェンジされました。

 

エンデューロレーサーのONE-SIXTYや昨年モデルチェンジされたONE-FORTYと同じ

フルフロ-タ-構造のリヤユニットマウントを採用し

剛性アップの為にベアリング径もアップし、耐久性を格段にアップさせています。

 

ユニットマウントの捻じれにも強いでしょうからサスペンションの動きも良くなると思います。

フレームはグレードによって違う3タイプです。

 

メインフレームにカーボンを採用したセカンドグレード ONE-TWENTY 9.6000
メインフレームにカーボンを採用したセカンドグレード ONE-TWENTY 9.6000
merida メリダ ワントゥエンティ  マウンテンバイク

セカンドグレード9.6000は前後ロックショックスの充分なスペックのサスペンションに、

カインドショックスのドロッパーシートポスト、スラムの12速ドライブトレインを装備したオールマウンテン的山遊びから、クロスカントリーやアドベンチャーレースまで視野に入れた高級マウンテンバイクです。

価格は¥459,000、内容的にも妥当な価格です。

 

エントリーグレードはアルミフレームのONE-TWENTY 9.400
エントリーグレードはアルミフレームのONE-TWENTY 9.400

エントリーモデルは、コストダウンの為に前後サスペンションをSRSuntourを採用し、

コンポーネントはシマノSLXミックスの11速仕様、ドロッパーシートポストをあきらめたモデルになります。

価格は¥219,000

妥当と言えばそうかもしれませんが、あと2~3万円あがってもいいのでドロッパーシートポストが欲しかったですね。

とはいえ内容的には大抵の人はコレで満足できる自転車ですね。

ハイエンドモデルのONE-TWENTY9.9000の写真が見当たらないのですが、

ひょっとしたら展示されていなかったのかもしれません。

念の為スペックのみ記載させて頂くと

前後FOXファクトリーシリーズのサスペンション

ドライブトレインはつい最近発表されたばかりのシマノ初の12速 XTR

ブレーキはSRAM コードRSC

などなどで

お値段完成車で¥1,100,000

フレームセットでの販売もあり¥429,000

はい・・・わかってますよ、高すぎてどう興味をもっていいかわからないですね(笑)

昨年フルモデルチェンジされたリヤ140mmストロークアルミフレームのエンデューロ~オールマウンテンバイク ONE-FORTYシリーズはフレームに変更はありませんが

装備品を変更しグレード名も変えたモデルが2つ発表されました。

個人的にはMERIDAのフルサスマウンテンバイクの中で一番気に入っているモデルです。

 

エントリーグレードのONE-FORTY400

ドライブトレインを昨年モデルのONE-FORTY600と同じシマノSLXミックスとしながらも

前フォークをマニトウからSR Suntour、リヤユニットもロックショックスからSR Suntour

タイヤ幅2.6インチから2.35インチに落とし、

価格も2018ONE-FORTY600¥279,000から4万円ダウンの¥239,000になりました。

タイヤ幅はそのまま2.6で良かったと思いますし、リヤユニットもロックショックスの方がいいんですけど、フロントフォークをリバースアーチのマニトウから普通のブレースが付いた

SR Suntourにしたのは正解だと思います。

最近のSRは使ってみると意外にいいし、リバースアーチはブレースにタイラップやベルクロで取り付けるフェンダーが使えないんですよ。

あとドロッパーが付いているのはいいですね。

悪くないモデルだとおもいます。

 

上位モデルはONE-FORTY900

2018モデルのハイエンドONE-FORTY800から

141000円アップの¥520,000!!

なんで!?

細かいところ見ていきますと・・・

ドロッパーポスト・・・変わらんよね

プロロゴのサドルも去年と同じ

わかりやすい変化は前サスがREVELATIONからPIKEへアップグレードされた事かな

ハンドル周りも特に変化なしかと・・・

タイヤも多分変化なし・・・・

写真以外でカタログから気がついたのがクランクセット・BBにSRAMの新規格DUBが採用されているのと、ホイールがメリダ完成用のオリジナル品からFSAの物に変わっています。

前サスとDUBの採用だけで141000円アップだとやりすぎですけど、

このFSAのホイールってそんなにいいモノなんですかね?カーボンリムならそれ位するんでしょうか?

多分値上げ分で一番大きいのがホイールな気がしますね。

52万円・・・正直山で遊ぶだけならここまででなくてもいいです。

ちなみにフレームセット売りもありますよ

フレームセット(Rサスはロックショックス)なら159000円、フレームだけならリーズナブルかと思います。

はっきり言って里山ライダーから見たらほぼDH、

エンデューロレーサー ONE-SIXTYシリーズ

写真はフラグシップの読み方わからんけど ONE-SIXTY M#RIDA

去年までの8000からの変更は、前後サスがFOX factoryと高級品になった所、

ホイールがDT SWISSからONE-FORTYにも付いていたFSAの物になっていた所、

でしょうか。

FOXのサスはちゃんとした店で買った国内正規品なら2023年まではメンテナンス大丈夫ですよ(笑)

価格は2018のONE-SIXTY8000と同じ\850,000

フレーム売りもあって¥399,000これも変更無し。

つまるとこ、FOXサスペンションファンなら去年より「買い!」な訳なんだけど

多分これほどのMTBが必要な人は香川にいるのかなぁ・・・・。

問題はそこですね。

 

手前の青いのがセカンドグレード

ONE-SIXTY 4000

フレームはM#RIDAと共通ながら前後サスがロックショックス、

コンポーネントをエントリーグレードレベルに抑えて価格も¥479,000にまで落としています。

以前、友人のTREKの同じようなバイクを整備した事がありましたが、ほぼ同じ部品構成で同じ程度な価格と聞いているので妥当な価格という事でしょうね。

その奥のが、アルミフレームのエントリーグレード

ONE-SIXTY 800

多少の違いはありますが4000とほぼ同レベルの部品構成で¥429,000

カーボンアレルギー(単純に毛嫌い)なライダーにはこちらがいいかも。

細かいスペックは、ウチに来て2019プレカタログ読んで確認してください。

最後はだいぶ省きますが

クロスカントリーレーサーもたくさんありました。

私にとってマウンテンバイクは遊びでこそおもしろいと思っていますので

クロスカントリーレーサーはある意味[ロードバイク的]すぎて興味がないので

あまり見ていません。

興味のある人は

こちらも2019プレカタログで確認してください。

メリダのHPが2019に切り替わるのは多分9月頭くらいになると思うので

それ以降ならご自宅のPCやタブレット、スマホでも確認できると思います。

 

なかなか環境的な問題は大きいですがMTBはいいですよ。

ロードバイク以上に非日常にひたれます。

興味のある人は誉自転車まで、

香川でマウンテンバイクを20年やってる私が教えます。

 

間違っても、自転車(二輪車)乗り入れ禁止の立て看板のある山で乗る店や、その取り巻きと一緒に乗らないでください、そういうのは自分たちだけでなく、他のMTBライダーにも迷惑をかける事になります。