MTBサスペンションオーバーホールリヤ編

7/10にRockShox「GOLD30」フロントフォークのオーバーホールについて書きました。

今回はその続きで同じバイクのリヤユニットのオーバーホールです。

 

リヤユニットも全くのノーメンテで6~7年使っていたようでリンクのボルト穴には、

細かい砂やごみが貯まっていたので、手間のかからない程度の所は掃除しておきました。

 

今回のRockShox「Ario」で、持ち込まれた時に気になったのがこの黒い付着物。

おそらく分解すればすぐ原因がわかるだろうとおもいます。

エアカン側とIFPのエアーを抜きエアカンをベルトレンチで外し(これ堅くて苦労した)

古いOリング類は新品と交換、シューレーダーのバルブコアも外し異常が無いか一応

確認します。(今回は全く問題なしでした)

写真に無いですがエアカンとインナースリーブの間のガイドになる圧縮ウレタンのような部品

(フロントフォークで例えるならフォームリングのような部品)が非常に汚れていました。

推測ですが長年の使用でエアカン内の油分がなくなり充分にエアカンとインナースリーブの間に油膜を作れなくなったため、シール類やOリングの摩耗したゴミや、それらの摩耗により内部にすり抜けてきた泥やほこりがここに堆積しストロークのたびにインナースリーブに汚れを付着させたのではないかと思います。

つまりフロントフォークで起こっていた事がそのままリヤユニットでも起こっていたのかと思います。

このあたりの部品も新品に交換しておきました。

インナースリーブ内を動くピストンを取り外します。

インナースリーブ内のオイルは本来は透き通った赤い色だったようですが、灰色っぽくなっていました、このオイルはある意味、密閉されたものですので外部からの水分や泥等は入ってこないだろうと考えられるので、原因は内部ピストンやそれを支えるロッドのすれ合う部分のOリングの削れカスがオイルに混ざった状態だったのではと思います。

実際インナースリーブ底にあるIFPのふたの上には黒い堆積物がありました。

掃除したIFPを既定の高さに少しづつ合わせながらセットし、インナースリーブ内を新しい専用オイルでみたし、空気がなるべく入らないようにピストンを組み付け、空気抜き用の穴を塞ぎます。

IFPに既定の空気圧をセットします。Arioは結構古いモデルなので規定値のデータが無くて探すのに苦労しました。

250PSI、結構な高圧なんですね。

あとはエアカン内部に若干の粘度の高いオイルをいれ、インナースリーブと組み付ます。

はい!完成って・・アレ忘れてた

たまにこんな凡ミスします(汗)。

今回はフロント、リヤ共に納得の出来でした。

しかしこのマウンテンバイクはデカイ!29erのLサイズなんて日本ではめったに見るサイズではありません。

それはさておき、昔買ったフルサスマウンテンバイクのリヤユニットやばいんじゃないかと心配されているかた。当店に一度ご相談ください。

全てのメーカーの物に対応できるかは微妙ですが、補修部品さえ手に入れば何とか出来るかもしれません。