![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=619x10000:format=jpg/path/s54959b36382f3a10/image/i9c816d3409b210c4/version/1574499880/image.jpg)
ウチで特価販売していた2018モデルのBREEZER RADER Proのフレームフォークセット。
組み方によってどんなバイクにも化ける懐の深いクロモリグラベルフレームなんです。フルオーダーで組みたいというお客様のもとへ旅立っていきました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x465:format=jpg:rotate=90/path/s54959b36382f3a10/image/i1d8448e4d92c948b/version/1574500237/image.jpg)
今回使用したパーツの中でコレいいなと思ったのが、このアデプトの
R15 Drop Bar ¥6,050(税込)
見てわかると思いますが、クランプから両側に少し(15㎜)せりあがった形になっているのが面白いですね。
ステムを上げずに上ハンドルの高さを変えたい人にはお勧めです。
価格がそれ程高くないのがADEPTらしくいいですね。
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BREEZERのフレームはハイエンドのINVERSION以外はMade.in.China
なのですが、過剰な期待をしていなければ、溶接や塗装フレームの各部精度は
値段(仮に比較対象をSURLYとすれば、かなり安い)を考えれば納得できる仕上げになっています。
ですが、私が唯一許せないのがディスク台座の精度、写真は専用の工具で修正をしたときのものですが、もし修正加工なしなら使い物にならないレベルです。
ウチなら修正できるので全く問題ないんですけど、
「もう少し頑張れよ」っておもいます。
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今回製作するにあたって、お客様からシマノのグラベルバイク用コンポーネント
GRXを使用したいという事だったのですが、唯一の問題がココ
RADERのBBシェルはマウンテンバイク規格の73㎜スレッド用になっているんです。
そして、シマノのGRXのクランクセットはロード用の68㎜幅のBBシェルに組み付けることが前提のQファクターになっています。
届かないんですよ、普通に組むと。
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本来BBシェル両端のフェースカット用の工具を使いゴリゴリ68㎜まで削っていき、
その後両端のフェースカットで平行出し、そしてタップを立て直しして終了。
3時間もかかりました(汗)。
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今回あった面白いトラブルがこれ、
シマノの油圧用STIレバーにオイルを注入する作業をしようと思ったら・・・
蓋になる部品がついていない(笑)
コレの発覚が土曜日の夜だったので作業が2日ストップ。
やってくれますねシマノさん。
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色々ありましたが、お客様にお渡しできています。(もう2週間程も前の話ですけど)
RADERの完成車が採用している700Cホイールではなく、
650BホイールとWTBのロードプラス規格タイヤBYWAYを組み合わせました。
コンポーネントはシマノGRXの2×10速用コンポーネントで価格を抑えつつ、しっかりとした質感と性能を維持させています。
色の組み合わせも自然な感じで悪くないですよね。
今回のご依頼みたいにすべてのパーツを自分流に組み合わせてフルオーダーで組みたいというのは、一見コストが高くつくと思われがちですが、どうせ後からカスタムするという人にとっては最初から思い切ってやってみる価値のあるバイクの購入方法かと思います。
BREEZERは残念ながら今年フレームセットでの販売はフラグシップモデルのINVERSIONだけになっていますが、当店なら今はSURLYのフレームセットが多数入荷していますので、もし気になるモデルがあるようでしたらそちらも検討していただけたらと思います。
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