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アキボウ2019モデル展示会(BREEZER編)

17日(火曜日)は急に臨時休業を頂く事になり、スミマセンでした。

大阪で開催されたアキボウ様の展示会に行ってきました。

株式会社アキボウは、

ミニベロで有名なDAHONや、

ここ最近元気なスポーツサイクルブランドFUJI、

世の中にまだMTBなど無かった時代にその原始ともいえる自転車を作った

Joe.Breeze氏のブランドBREEZER、

走りにこだわりつつもスタイリッシュなデザインのクロスバイクやミニベロをラインナップする

tern、

等のブランドを取扱う会社です。

 

土の匂いの好きな誉自転車店としては、BREEZER・FUJIあたりのグラベルロードバイクや

ternのクロスバイクの取扱いに興味があり、以前から出席する予定でした。

(お客様にお伝えするのを直前まで忘れていたのでした)

いっぱい写真撮ったのですが、まずは行く前から取扱いを決めていたBREEZERから紹介します。

Inversion Team

マウンテンバイク乗りのためのロードバイクといってもいいバイク、フレームの設計にも反映されているらしい、(そういった意味では、ウチの試乗車になってるMERIDA SILEXと同じ考えのバイクかも、ただしこちらはクロモリチューブ)

シクロクロスからグラベルレース、バイクパッキングのようなツーリングまで何でもこなすBREEZERのフラグシップモデル(ちなみに私もコレ欲しい)。

何でもこなすけどホイールベースやBB下がりの大きさからしてどちらかと言えば

繊細というよりは大らかな乗り味でレースよりはアドベンチャーライド向き。

フレームの製法にも同社のこだわりが詰まっているモデルです。(詳しくは頂いたカタログに記載があります)

去年モデルからの変更点はブレーキキャリパーのマウント規格が前後共にフラットマウントになった事(去年モデルはリヤはポストマウントだったみたい)、あと当然ながらカラーリング、更に落ち着いた色になりました。

ちなみに2018モデルはコレ

 

 

2018モデルのカラーはBREEZERの40周年記念カラーだったようで私は結構こいつにやられました、実はコレ見て取扱いたいと思ったくらいなんです。Teamは上位モデルでシマノ アルテグラ仕様、価格は378,000円(税抜)ちょっと高いね。

2018まではフレームセットの販売もありましたが、2019モデルから完成車のみになります。

 

普及グレードのInversion Pro

メインコンポは新型のシマノ105(R7000)

なのですがクランクがシマノRS510だったりブレーキキャリパーはTRPの

キャリパー内部だけ油圧のタイプだったりなのがちょっと考えモノかと・・・

クロモリバイクで完成車価格 265,000円もする事を考えると少し発表を遅らせてでもフル現行105を期待したかったです。

(私も業界内の片隅にいる人間ですので、なぜクランクと油圧ブレーキ系がこうなったかは想像できますが、コレを見た一般の人はどうして?と残念がると思います。)

 

このInversionですが、今回の展示会で去年モデルの48サイズ(身長165㎝前後?)

と51サイズ(身長170cm台?)のフレームセットが残っていたよるとの情報を頂いたので各1セットだけ入荷する事になりました。

2019モデルは注文をいただいてからになります、上でも書きましたがフレームセットは無くなったようです。

こちらはDopplerというシリーズ

650Bのホイール・タイヤ装備のブルベやツーリングに適したシリーズになります。

頑丈さを重視するため、あえて小さな径にしたホイールやこの手の自転車の定番装備のようになっているWTBのタイヤHORIZENのエアボリュームで荒れた路面も、重い荷物も全てOKって具合のバイクでしょうか。

取り付け取り外しが容易なステンレス製の専用泥除けが付いていますので普段使いにもいいですね。重量はありますので確かに加速は鈍い事が想像できますが。

タイヤの外周は700X28Cとほぼ一緒になるらしく、一旦スピードに乗れば高速巡航も可能ではないかとおもいます。

3グレードとも、フレームは共通のバテットチューブのクロモリパイプで内径44mmヘッドにリヤ142×12mmスルーアクスル、ブレーキはフラットマウント規格。

フォークはクロモリで上位と中間モデルは100×12㎜スルーアクスル、普及グレードのみ9×100㎜クイックレバーとなります。

コレは昨年の中間モデルDOPPLER PROの展示品、バイクパッキング仕様ですね。

「こいつの遊び方がわからんなら教えてやるよ、こうするんだ!」的な展示品。

泥除けはあえて外しているのかな?

[重量物だし外したければご自由に]てな感じを表現したかったのかも。

 

 

トップグレードのDOPPLER TEAM

2018モデルからの変更点は結構多く、まずアルテグラmixから105mixになり

価格も下がった事。(例のブレーキの件を考えるともう少しだけ安くてもって思いますけどね)

ハンドルのバーテープはトラディショナルないい雰囲気ですね。

 

TEAMのみハブダイナモとライトが付きます。

雑誌やネットでは良く見ても、こういうカスタムする人がいないのが我が香川県。

メーカー側からこういうバイクをラインナップする事で、拒否反応が無くなればいいと思っています。

リヤ周り

全体写真が無いのですが、中間モデルのDOPPLER PRO 165,000円(税別)

こちらはティアグラmix仕様 赤いフレームにシルバーの泥除けになります。

 

上位にした所でブレーキが同じ事や、仕様目的を考えると11速にこだわる必要は無いと思うので、色の好みや、ハブダイナモライトは要らないならこちらの方がオススメですね。

下位(普及)グレードと紹介するのは少し違うのかもと思いますが、

値段的にそれになります、DOPPLER Cafe 128,000円

色は一番大人な感じです。(Copper metallic)

サドルは赤なんだ・・・これは・・どうかなぁ~?

 

最も日常使いにしっくりくるデザイン、ドロップハンドルは使わずに

バックスイープの強いW型(こういうの何て言うんだっけ?)のハンドルバーに

コルクグリップ、ブレーキや変速系はマウンテンバイク用コンポ-ネントのデオ-レを使用しています。

そのおかげでフル油圧のディスクブレーキが採用されていますのである意味そこは上位モデルより良いんじゃないのって気がしてしまいます。

(今、写真を見ていてあらためてコレいい自転車かもって思いました。)

 

マウンテンバイクコンポーネントなのもあってフロント40T×リヤ11-42T

の10速仕様。

フロントはナローワイドになっているのだろうか?

確認し忘れましたけど、チェーン落ちをふせぐガイドは標準で付いています。

Raderは昔からある、最も普通な規格をさいようしたアドベンチャーツアラーとでも表現すればいいのか?そんなバイクです。

F:100mm、R:135mm幅のQRディスクハブ等、昔からあり、今でも簡単に手に入る部品のみで構成されています。

あえて特徴をあげるなら75mmも下がったボトムブラケットと全ラインナップ中最長の457mmもあるチェーンステイレングス(そのおかげで全ロードモデル中ホイールベースも最長)でしょうか。

低重心とロングホイールベースは抜群の直進安定性を生み出すとおもいます。

最新規格の装備品や、クイックな旋回や鋭い加速は期待できませんが、それは別のバイクに期待するべきです。

 

上位モデル Rader Pro 198,000円

このブログを書いてて気がついたのですがラダーシリーズの写真が少ない!

とりあえずある写真のみでの紹介になります。

ラダーシリーズのみ上位モデルの名前がProになります。

BREEZERのモデルでは唯一スラムGX mixのコンポーネントが採用されています。

新発売ではなく玉数も充分あるGXですのでブレーキはレバーからキャリパーまでちゃんと油圧システム(InversionやDopplerでもすればよかったのに、新型105にこだわりたかったのか?)

 

クランク周りはオリジナル品ですね、価格を抑えるためでしょうけど。

写真がホント少ない・・

下位グレードRader Cafeのクランク周りです。

ラダーカフェもドップラーカフェと同じような考え方のパーツ構成で

W型のハンドルにMTB用デオ-レのコンポーネントが採用されています。

フリントシングルギヤでこちらはチェーンリングがナローワイドになっているのを

しっかり確認出来ています。

こちらはOVELという多分アキボウさんのオリジナルパーツブランドのランドナーバー

BREEZERだけでなく FUJI等のアキボウさん取扱いのグラベルロードバイクの多くに採用されています。ハの字型のこの形状は私もMERIDA SILEXで使っていますが、

未舗装路でホントにいいですし、普段のサイクリングでも全く不満はありません。

点の位置がおかしいですね。

80,00じゃなくて8,000でしょう。

つまり8,000円まぁ、そんなもんでしょ。

高いとも安いともおもいません、完成車についてたらこれで充分な物ですね。

BREEZERがマウンテンバイクをつくらんでどうする!

と荒ぶりたい所ですが、残念ながらラインナップはこのLightninng 29 team

だけです。2018年モデルでは27.5+規格のマウンテンバイクで、上位モデルのTeam40Thと下位モデルのPro の2グレードとフレーム売りでしたが、

2019年モデルでは29teamの1グレードとフレーム売りにしてきました。

フレームは何一つ変わっていないと思います(実際全くジオメトリに違い無し)。

2018モデルはコンポーネントはシマノXTでしたが、2019モデルからは

スラムGX EAGLEになっています。そのためフロントシングルのリヤ12速になり、

リヤカセットのローギヤは50Tになっています。(でもアレ要る?)

価格は2018Team40Thよりやや値上がりした398,000円(スラム付いたら高くなるんだよな・・・)。

ただ、フレーム売りの価格は逆に8000円値下がりした90,000円になります。

スラム付いたせいで高くなったとかぼやきましたが、ドロッパーポスト標準で付いてくるようになったりとかいいとこもあります。実物は見た感じかなりカッコ良かったです。

 

BREEZER編以上になります、気になるモデルはありましたか?

香川ではなかなか理解されにくいグラベルロードですが、スポーツバイクを1台持ちたいと言う人にはオススメしますし、普通のロードには飽きてきたという人にはセカンドバイクにもいいですよ!

せっかくはじめた趣味の自転車、頭の中ガチガチにならず色んなスタイルを楽しんでみて欲しいと思います。

 

次回FUJI編に続く