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ENVE初入荷、最新AG25のテストホイールも用意しました

実はもう少し前の話になりますけど、今年から取り扱いをはじめた

ENVEのホイールセットが入荷しています。

誉自転車としては、少し・・いやかなり背伸びしたブランドで

かなりのギャンブルに近いとこもあるんですが

数あるカーボンパーツブランドの中でも

USAブランドのこいつだけはウチで取り扱うべきだと前から思っていました。

 

今回はいわゆる初回オーダー分というやつで

特にお客様からの注文があったという訳ではないので、

そんなに高級なホイールは無理でして、

2ndライン的なファンデーションコレクションから2セット

主にロードバイク~オールロード/シクロクロスレベルでの使用を想定した

「ENVE45」

そして1月28日に発売されたばかりのアドベンチャー/グラベル用ホイール

「AG25」

この2本なのですが

AG25 に関しては店で運用する(というか自分用)

テストホイールも入荷しています、

という事で実際には3セットが入荷という事になるのかな?

どちらも価格は

¥198,000(税抜)

税込だと¥217,800になるんでしょうか。

 

ですが色々考えてまして・・・最後までお付き合いください。

因みに今回の入荷分のフリーボディーは全部

シマノロード11S /シマノセンターロックディスク仕様となります。

ENVEではスラムのXD/XDRドライバー用や、

MTB用の方ではシマノ12速マイクロスプライン等もありますので、

最初の注文時に選べたり、多分ですが後から変えたりもできます。

 

 

まずはENVE45の方から紹介します。

大体予想付くと思いますがリムハイト45㎜のカーボンリムなので

ENVE45です、同じファンデーションコレクションでリムハイト65㎜の

ENVE65 というモデルもありますが、ウチでは売れんだろうからとってません。

 

リムの内幅は21㎜、ENVE.SASホイールで培ったテクノロジーをほぼ引き継ぎつつもハブシェル等を簡素化することで、低価格(あくまでENVEなりの低価格ね)

を実現しています。

詳しいスペックは、代理店のダイアテックプロダクツさんの

こちらのページに飛んで確認してください

 

エアロスポークに内蔵ニップル、700×25C~28Cのタイヤ装着時に

空力的に最大効果を発揮する設計と最新のツボは抑えております。

リムのロゴはメインの商品ラインに比べると控えめですね。

 

付属のハブは、確かにシンプルなデザインですね

ENVEのロゴは入ってますがステルスロゴです。

フリーのラチェットは1周40ノッチでした。

 

付属品は専用のチューブレスレディー用のリムテープとチューブレスバルブ

(このテープとバルブ以外を使用していた場合、製品保証は受けることができません)

ロゴデカール(ロゴだけがきれいに残るやつですよ)

ENVE本家からのマニュアル

ダイアテックプロダクツが用意した日本語のマニュアル

ユーザー登録のハガキ

お掃除クロスぽいやつ2枚(1回使用の使い捨て)

 

そして、ホイールをダイアテックプロダクツで組み立てて頂いた場合のみ、

「ENVE Wheel Build Check List」

という書類が付属します。

専門の知識・技術を持ったスタッフの方が責任をもって組み立てました

という証明書です。

 

今回はENVE45はダイアテックさんの方で組み立てて頂いたので

この書類が付属していますが、

後で紹介するAG25 の方は付属しません。

「私が組み立てます!」とダイアテックさんに伝えたからです。

(文句ある?)

基本ENVEのホイールは全部手組という風に考えて正解という事です。

 

個人的なことですが、このENVE45に付属してたENVE Wheel Build Check Listに

懐かしい名前を発見!

おそらく私の知ってる人と見て間違いなさそう。

数年前に店は閉めたと風のうわさでと聞いてましたが、

ココで頑張ってたんだとわかって少しうれしかったです。

 

そしてこちらが、ファンデーションコレクションの最新モデル

AG25です。

AG25のスペックは、こちらの方で確認ください

ウチで手組されたホイールになります。

AG25ホイールKitという商品名になりホイールを構成するパーツとその付属品が

ゴッソリ送られてくる感じで入荷します。

今回それをウチで組んだ形です。

誉自転車で手組みとは言っても、組み方、スポークテンションなどは

製品保証を受けるために、ENVE側の指定の組み方、テンションを守って組み立ててます。

ディスクブレーキ用のホイールを組む場合、

一般的には、前:逆イタリアン、後:JIS で組まれることが多いのですが、

ENVEホイールは前後共に逆イタリアン組みが正しい組み方になります。

ENVEが独自に解析した結果、その組み方が一番理にかなっていると

わかったという事で、その組み方以外ではダメと指定されています。

(私の組んだENVEのホイール見て、こいつわかってねぇなーって思わないでね)

上の写真のホイールはテストホイールとして店で運用するAG25ホイールです。

商品用はまだ箱の中でオーナーになる方を待っています。

誰か買ってあげて(笑)

 

 

ハブのロゴの中心とリムのバルブ穴付近のENVEロゴと反対側のAG25のロゴの中心がキレイに1直線になるように組んでいます。

コレをするにはあらかじめハブのスポーク穴とリムのバルブ穴位置を調整してから作業を始める必要があります、更に今回のように本当の1直線にするなら

・ハブ側ロゴに対しどの位置のスポーク穴に、どちら側からスポーク通すのかも事前に決めておく必要があります。

けっこう事前の手間が大変なんです。

因みにダイアテックさんで組んだENVE45の方は、

45のロゴ中心~ハブ側ENVEロゴの中心~バルブ穴がキレイに揃ってません、

ビミョーにずれています、(フフッ、若いな)

もちろん性能に全く影響などありません、見た目もそんなとこにこだわるような人は

ほとんどいません。

もっと言うなら私自身も最近まで「だいたい揃えておけばOK」でしたし

ハブによっては「最初から無理」なのもありますしね。

 

どうでもいい私のこだわりが長くなりましたが

ハブ/スポーク/(多分)ニップルもファンデーションシリーズは共通の物みたいです

ダイアテックさんのカタログページではハブの名称が違うのですが、実物を見た感じでは、どう見ても同一品です。

スポークはサピムのCXスプリントという幅2.2㎜×厚み1.4㎜エアロスポーク

ニップルはモールド成型されたニップルシートにピッタリフィットする専用ブラスニップル。

モールド成型されたニップルシートのおかげでニップルを締めていくときも

テンションの変化が分かりやすく回転も滑らかに締めていけました、こういうとこは流石だと思います。

 

 

私自身は、重量なんかどうでもいい人間ですけど、

お客さんたちは気にしますので一応量っておきました。

これはリムテープもTLバルブもついていない状態です。

合計1444g

カタログ値より若干軽いですけど、誤差の範囲なのか?

それともカタログはTLバルブ込みの重量なのか?

まぁ、どっちでもいいですけどこんな数字になりました。

 

AG25は、リムの内幅が25㎜で、36~50㎜幅位の700C タイヤにフィットするようです。

カーボンホイールでモンスタークロスとか組む人いたらカッコいいですよねぇー

 

 

 

 

 

 

AG25は、本当なら今日からテストホイールとして運用する予定でした

高級盆栽と化している私のBREEZER INVERSIONにインストールして、

何なら久しぶり(約半年)に今朝は営業開始前にロードトレーニングでもして、

 

ココに使ってみた感想を書くつもりだったんです。

 

だったんですが・・・

事前に用意してたとあるメーカーのタイヤが

とんでもないポンコツで、

・とにかくホイールにビードが入らない、

・片側だけ入っても両側はきつ過ぎて無理、

・挙句入ったらビードが外れない、

・タイヤが外側に反り返っていて自転車タイヤの形のいならない、むしろ表裏逆に

なら形になりそう

 

の多重苦で、10時間近い格闘の結果

「コレは不良品である!!」

と判断しました。

 

このタイヤブランドもENVE取扱い始めたら使おうと

去年から取り扱いを始めたブランドで、

カタログの売り文句や見た目の雰囲気も気に入ったので

 

新しいブランドにチャレンジ♫

って感じで楽しみにしてたらこの有様、

マジでムカついてます。

もうすでに問屋側に激おこ連絡はしましたが、

どうなることやら・・

 

ココの問屋の営業さん、この前よその問屋やその取扱い商品のこと

「あそこはヤバいでー」

って言ってましたけど

ハッキリ言って、今うちが取引してる問屋さんで

オタクの会社が1番か2番目位にヤバめです。

 

仕入れた商品の不良発生率・返品率においては50%越えなんじゃないでしょうか?

そのタイヤですが、一縷の望みをかけて今こんな形の対策をやってみてます。

取りあえず、自転車タイヤの形になってもらわんとどうにもならんので、

天国の団鬼六先生もビックリなくらいチューブにまいて縛りまくってます。

 

でも・・・多分ダメかと・・・

 

35~36Cくらいで付けたいタイヤってなかなか無いのよねー

 

さて、最後になって話がそれましたけど

AG25は、自転車に取り付けることはできてないので乗り味の確認はできないかもしれませんが、その分手に取っていろんな角度から見やすい状態ですし、重量感もわかりやすいです。

注文いただければすぐに商品分で組み上げることができます。

 

そして、ロード用のENVE45に話が戻りますが、

実はファンデーションコレクションのホイールって

2021年から値上げした結果、現在の価格

¥217,800(税込)になってるんです。

今回入荷したホイールの内、ENVE45だけは去年の内にオーダーしていました。

 

馬鹿正直に言ってしまえば、仕入れ値もこのホイールのみ

昨年の値段をベースとした仕入れでとれてます。

 

ですので、このENVE45は1セット限定で昨年の価格

¥195,800(税込)

で販売しようと思います。

 

ネットショップには出しません、

後の責任もありますので、

できればできれば県内、もしくは直接店まで

来れるような人に販売したいです。

 

我こそはという方いらっしゃいましたら、

1セットのみですので、お早めに決断ください

よろしくお願いします!