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2021MERIDA BIG.TRAIL400 SIZE:M GLOSSY BLACK

SNSの方では先に紹介していましたが。

MERIDA2021モデル BIG.TRAIL400 

Mサイズ:推奨身長165~180cm

カラー:グロスブラック

入荷しました。

当初の話では、3月入荷と聞いていたので嬉しい”予定外”です。

 

 

2019モデルまで存在した、27.5+タイヤ装着の同名のモデルとは全く違う

フルモデルチェンジで生まれ変わった新型29erトレイルバイクになります。

前のモデルは、今で言うところの”ダウンカントリー”

だったのですが、

この新型ジオメトリー的には、エンデューロ系のトレイル用ハードテールと言えると思います。

結局マウンテンバイクは下りが面白くないとダメなんですよね。

 

 

メリダのロゴの入ったストローク150㎜のドロッパ―シートポスト

が付いて税抜き¥139,900

破格ですよねー。

 

 

 

 

フロントフォークはSR SUNTOURの140㎜エアサス。

業界最大手の力でも、この価格ではコレが限界でしょう、

初心者には十分なサスペンションです。

ボルトオンでブレースに取りつく専用のフェンダーは嬉しい装備ですね。

但し、このフォーク用ですのでサスを変えたら使えません。

ちゃんとしたメーカーの140㎜ストローク程度のサスを入れた時のヘッドアングルが

65.5°を想定したジオメトリーです。

MTBの世界では、大手メーカーほど最新ジオメトリーのフレーム設計をリリースするのが遅い傾向があるのですが、ようやくメリダもこの手のフレームを出してきました。

 

配線類をフレームの中に通す入り口は、

旧モデルでは”SMART ENTRY”(メリダ独自の機構)を採用していましたが

今回からはフレームにシンプルな穴が開いたものになります。

コストカットの為かなーって思います。

 

ヘッド/トップチューブ/ダウンチューブの接合部分の溶接ビードは

当然スムースウェルディング。

BBシェルは通常のビードのままです、

小さなパイプに熱が入り過ぎるのを防ぐためかと思いますが、最近のメリダ台湾工場で生産されたアルミMTBフレームのBSAタイプのBBシェルの両端面・・

十分歪んでます(笑)

ですので、かなーり苦労してこちらで切削して精度出ししてます。

ウチでちゃんとチェックして修正してますので、お客様は安心してください。

 

あんまり言ってはいかんのでしょうけど、メリダの台湾工場はいろんなメーカーのフレームを委託製作しています。

少し前にカスタムと整備を依頼されたスペシャのFUSEも

おそらくメリダの台湾工場で製作されたものだと思うんですが

アレのBBシェル端面の修正も同じようにかなーり苦労しました。

 

アルミを溶接すれば必ず歪みが発生します。

BBシェルはそれほど大きなパイプを加工して作っているわけではないのは

見ればわかると思います。

ですがそこに何本のパイプが溶接で接合されているかと言えば

実に大小4本が密集溶接されています。

歪むのが当然ですので、修正は必要なのです。

 

ドライブトレインはシマノデオーレの10速系になります。

余り知られてないと思いますが、低コストで12速化した事が話題のような

現行のシマノデオーレには従来通りのフリーで使える10速や11速の商品もラインナップにあります。

初心者やトレッキング程度、あと街乗りの使い方の人には

12速や10ー51Tのメガレンジは必ずしも必要ではないからコレで良いと思います。

ただ、本気になって12速が欲しいとなって、更にトップ10Tが欲しいとなった場合、後輪ハブも変える必要があります、

それとチェーンとフロントのスプロケも・・・・

最新の本気仕様にしたければ結構変えるパーツありますね。

 

ドロッパ―シートポストがこれまた”困ったぜ”

どう困るかと言えば

「この値段の物でこんないい動きするのが付いてしまったら高級モデル売りにくい」

といった感じで、私がみてもすごくいい動きをするんです。

多分修理メンテが効くようなものではないのでしょうけど、動きに関しては

”全く不満無し”

今回のMサイズには150㎜ストロークが付属します、

Sサイズには125㎜ストロークの物が付属するとカタログにはあります。

このドロッパ―シートポスト、メリダの2021カタログでは18000円(税抜き)で単品で購入もできると掲載されているのですが・・・ホントでしょうか?

(ただし125㎜ストロークのみです)

 

最近のトレイルバイクらしくトップチューブ後方のフレーム内側に

携帯ポンプや予備チューブや携帯ツール入れをマウントできる

”トレイルマウント”というボルトが付いています。

あと、ダウンチューブのボトルケージ台座も上下2か所あります。

 

駐車場で軽ーく乗ってみましたが、身長167㎝の私でもMサイズいけそうです。

フレームリーチが435㎜で、付属のステムはリーチ50㎜なのですが問題なさそうです。

最近の私、大きめのフレームが好みになってきたのもあるかと思いますが、

フレームの懐深さも感じます。

 

実はSサイズの完成車もオーダーしていて、そちらはカラーがシルク・ダークパープルになります、怪しい感じが素敵でしょ。

Mサイズがこの感じでしたので、Sだと女性でも行けるんじゃないかと予想します。

 

入荷は予定どおりだと3月から4月あたりです。

(今年はあてになりませんけどね)