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デモ車(私情車)のSHAN No.5オーバーホールしました(フレーム側編)

昨日のブログの続きです、今日はフレームと付属のFOXリヤユニットになります。

昨日のブログの冒頭でも言ってたフロントのグリップ不足は、フォークではなくて

リヤサス側に原因があることは最初からわかってました。

 

このバイクに乗り出して最初にサグを取ってセッティングだしたのが約3年前、

それから私の体重が現在までに5㎏くらい増えてまして・・・

その間サグを取り直す事もなく、それどころかエア圧の確認も無し。

 

普通に考えて狂わないわけがないのです。

 

SHAN No.5に付属していたFOX FLOAT DPSは2018モデル。

残念ながらもうメーカー側修理も受け付けてくれません。

エアカン側までは我々販売店でも補修部品が手に入る限りはメンテナンスできますが、ダンパーボディ側で何か不具合が起こればユニットとしては残念ながら終了という事になります。

 

 

2年半前に入れたエアボリュームスペーサーが真っ二つになってました。

体重増加とエア圧不足で過度な底打ちが何度もあったんだと思います。

やはり走行中のバイク姿勢が後ろ下がり過ぎたのはこれをみれば間違いありません。

 

2年半も全くメンテナンスしないバイクは、ぱっと見で外観はまともでも

外から見えないところでこういったトラブルが起こっていても不思議ではありません。

(エアボリュームスペーサー壊したのは、私の太り過ぎとメンテナンスしないズボラが主な原因ですがね・・・)

 

マムアンドポップスさんにピンクのスペーサー単品で購入できないのか

聞いてみたのですが、”セット商品”ですので無理みたいです。

 

しょうがないので一つ大きい緑のスペーサーを削って容量調整をして取り付けることにしました。

 

 

 

上の写真のとこまでは販売店側でもメンテナンスが許可されています。

この状態で交換できるシール類やその関連部品を交換です。

ピンクのエアボリュームスペーサーをアロンアルファでくっつけてみたのですが、取付の際、あっさりまた割れました(笑)当然ですよね。

 

メーカー側の保証期間は過ぎちゃいましたが、ダンパーが無事の限りまだまだ頑張ってもらいます。

ユニットは終わって、フレーム側です。

BBはシマノプレスフィットタイプですので回転がアウトでない限りは、掃除程度にしておきましす。

今回はまだセーフ、安いものですし変えようと思えばいつでもできます。

 

スイングアーム側のピボットも分解して

ベアリングの状態確認します。

幸い全部異常なしでした。

メインピボットだけテーパーベアリングなんですね、

このフレーム構造上、ここ一点で様々な方向からの応力に対しリヤバックを支えてるようなものですので理にかなってますね。

掃除して新しいグリスたっぶりで再度組付けてフレーム側も完成です。

SHAN NO.5のフレームはピボットも少なくて本当ににメンテナンスが楽でした。

何故持った早くやらなかったのかと思いますね。

 

リヤディレーラーのプーリーベアリングもやっときます。

 

細かく言えばこの後タイヤ・ホイールもいろいろやったんですが、

シーラント交換や振れ取り等が主で、その辺はよくやってる事なんでスルーしときます。

完了後、今の体重+装備品でサグを取り直しです。

偏見を捨てて、現実の数字でとりなおしたところ

フロントはこれまでより-8PSI

リヤは+10PSI

コレが落としどころになりました。

 

リヤは体重増、フロントはこのフレームへの理解が深まった事による現実への対応といった感じなのですが、けっこういい答えになってると思います。

 

フルサスのMTB乗ってる方で、最近体重が大きく変わってしまった方は

メンテナンスついでに、ゼロからサスセッティングを見直した方がいいかもしれません。

わからなかったら誉自転車がお手伝いします。