リムブレーキ用のホイール組みを依頼されるのは何年振りか?
めっきり少なくなったリムブレーキバイクユーザーの方からの手組みホイール依頼でした。
ご注文いただいたのは4月末でしたので、全部が揃って組み立てるまでに約5か月、だいぶお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
ですが、おそらくすごくよく進むホイールになっていると思います。
ホワイトインダストリーズのハブのスポーク穴は他のメーカーが一般的に採用しているφ2.5mmより小さく、また今回採用したpillarの wing20をはじめとするスポークは、首の部分がほんの少しだけその先の部分より太くなっています。
ホイール組の時、J型に折れているスポークの首と言われる部分をフランジの穴に通すのにすごく苦労しますが、隙間が非常に小さい分、テンションを上げていった時のガッチリ具合は申し分なく、その部分の剛性は間違いなく強いはずです。
軽量翼断面スポークによる重量軽減の恩恵と、上で書いた部分の剛性とを両立できた良いホイールになっているはずです。
本当に負荷がかかった状況で進化を発揮する
手で持って回した時のヌメェーとしたベアリングの感触。
そしてこの濃いアルマイトカラー(写真より実物は濃いよ)とレーザーエッジングによる見た目のギラツキ感。
まぎれもなくMADE.IN.USAですね。
取り付けたブリジストンのカーボンロードバイクにも自然な感じになじんでよかったです。
あらためて、ご注文ありがとうございました。
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