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妥協なしで軽量MTBトレイルホイールを組んでみました

前回のブログで少し触れたRSDオーバーホールの際に取り付けた29インチMTBホイール。

うちの手組ホイールなのですが、お客様と打ち合わせしているうちにリムもハブもかなりいいモノを選んでいただける話になり、スポークやニップル、組み方はウチにお任せという事になり、そういう事でしたらリムやハブにふさわしい最高のホイールをつくろうと思いました。

 

今ウチが、

”トレイル~エンデューロ向け、本気のダウンヒルも大丈夫で強度や信頼性は犠牲にせず、そして軽量”

そんな最高のMTBホイールを作ってくれと言われたら、コレが答えの一つだと思っていただいていいと思います。

(※但しENVEやZIPP等の一流ブランドのカーボンリムなどは除く)

 

それで上の写真のが今回組みあがったホイールです。

お客様がフロントホイールのみの依頼だったので前のみになりますが

パーツ構成としては

 

リム:FORMOSA MTBカーボンリム 29インチ AM37 32H

ハブ:ホワイトインダストリーズ CLD Boost Front hub 32H

スポーク:SAPIM Lazer ブラック Jベンド

ニップル:Pillar MV14

ニップルワッシャ―:Pillar PW7542

 

組み方は普通の左右3クロスになります。

 

強度と軽量の肝はリムとスポークでしょうね。

ホイールの強度?剛性?って結局ほぼリムです、

外幅37mm、内幅32㎜のカーボンリムならアルミの同格よりはるかに強いはず

それでいてカタログスペック的には420g

かなり最高に近いはず。

 

スポークにSAPIM LAZERを使用したのは今回が初めてです。

 

うちの手組みは普段PillarのPSR等、サンドビック T302を素材にしている物を使用しているのですが、ラウンド形状のバテットスポークを手に入れにくいのが欠点なのです、仮に手に入ったとしてもちょっと高価になりやすいのも欠点です。

 

代わりになるのを探していて目についたのがSAPIMのバテットスポークのLAZARでした。

首と先端はΦ2.0mm、中間はΦ1.5mmで、コレに32本も変われば軽量化の為の効果は大きいと思います。

価格も比較的高価すぎず許容範囲内という事で採用となりました。

 

組みあがった重量を見せる前に、誉自転車で一般的なパーツ選びでMTBのトレイル~エンデューロ向けのホイールのホイールたとどれくらいの物になるのかを、丁度比較しやすいものがあったので重さを測ってみました。

 

リム:FORMOSA MTBアルミリム 29インチ 32H

ハブ:シマノ SLXフロントハブ 32H 

スポーク:Pillar PSR14

ニップル:Pillar PB14(ブラスニップル)

ニップルワッシャ―:Pillar PW7542 

 

リムは同じブランドFORMOSAの同径アルミリム、ハブは一般的レベル、スポーク数も同じなので比較対象としては申し分なしのはず

そしてその重量は・・・・

 

973gです。まぁこんなものでしょうね。

 

さぁ!今回のホイールの重量です。

カーボンリム化と軽量バテットスポークの効果やいかに⁉

 

766g!

強度は犠牲にせず(剛性はむしろアップ)

206gの軽量化を実現できました!

これはやはり大きいですね。

もちろんカーボンリムも少しいいスポークも高価なのですけど、実際その効果を数字で見たらその価値はあると思います。

 

 

新品のMAXXISアセガイをインストールした姿もいいホイールらしい風格が漂うますし

その中心には、MADE.IN.USAホワイトインダストリーズのハブ、言うまでもなく最高。

ハブのブランドロゴを真上から見た時、リムのバルブホールは一直線なのが誉自転車では基本。(風変わりな組み方した時にはできない時もあります)

 

どうですか?

ガチ系MTB乗りにかぎってリムはアルミで十分という声が聞こえますが、

そういう人に限ってすぐアルミリムをベコべコにして文句ばっか言うんですよね。

やっぱりぶっちゃけカーボンホイール欲しくないっすか?

こうやってお客さんが手にしていく姿を見るたび、私はいいかげん欲しいですよ。

次組み直しするときは・・・そんな気分です。

 

という事で、「MTBでもリムをカーボンに替えたら効果デカいぞ」ってことを実際の数字も踏まえてお伝えしてみました。