未だに時々来るのが26インチだったころのマウンテンバイクのサスペンションの修理?整備?依頼です。
今回お預かりした (たぶん2011モデル)ROCKSHOX REBA RLも
県外の方からのメールでのお問い合わせから頂いたご依頼です。
基本的には壊れているわけではないのですが、動きがシブいので
一旦出来る限りのオーバーホールをして欲しいという事でお預かりしました。
ROCKSHOXの総代理店のダートフリークさんでは、だいたい10年位前のモデルまでは補修部品を取り寄せる事が出来ると聞いていますが、それで言うなら
今回のは流石にダメ、今でも取り寄せる事が出来るパーツを流用したり
Oリング等は、入る溝の内径や幅、使用目的から想定するものが普通に流通するものにあればそれに換える、オイル粘度と量はネットで調べれば何とかなる、しっかりグリスを使用する。
完璧なオーバーホールとは言えないのかもしれませんが、これ等の条件で
出来る限りでやらせてもらいました。
はい、そんな感じでばらしてみましたよ。
ロワーレッグ内のオイルが殆ど残って無かったです。
そのせいでブッシュの縦溝を抜けて吹き上げるオイルもほとんどなかったのではないかと思います、取り出したフォームリングにはオイルがしみこんで無くてカラカラに
乾いた部分もありました。
たぶん動きがシブかったのはこの辺の事が原因かなと思います。
ピストンやシャフト、エア室内の壁やにはちゃんとグリスが多量に使われていたので
問題なかったのではと思います。
フォームリングとダストワイパーだけは現代のパーツに交換しても大丈夫なので
交換しておきました、ダストワイパーはフランジレスタイプのSKF超低摩擦シールに
変わったのでかなり違うはずです。
組み直して完成です。
今回のREBAは、比較的古い割には内部に痛みが殆どなかった為
すんなりと作業ができました。
よくお問い合わせで、「いくら位で出来ますか?」という質問を戴くのですが
これはやってみないとわかりません。
補修キットが手に入るくらいの年代のサスペンションであれば最大で・・・・
みたいな予想はできると思いますが、今回みたいなのは難しいです。
参考になるかどうかわかりませんが、今回お客様には¥23,000(税込)
お支払い頂きました、お客様の負担で言うと
そこに更に誉自転車までの往復の搬送代がプラスとなりますね。
そこまでして26インチの頃のマウンテンバイクやサスペンションを修理する価値はあるのか?
毎回思いますが、人それぞれなんでしょうね。
私からのオススメは、「現代の物を買いなさい!」
ぶっちゃけこれにつきますよ。
コメントをお書きください