つい先日、開店以来はじめてMTBの御注文を頂いたと、こちらのブログであげましたが、
またまたオーダーをいただきました。
しかも今回はフレーム・パーツ単位からのフルオーダーで
パーツチョイスは私に任せてくれるという有りがたい御注文。
去年の開店以来あまり動く事のなかったMTB関連の商品や、
みんな「カッコいいと」言ってくれるんですけど、なかなかオーナーが決まらなかった
LITECのフレーム等を動員し、これからMTBを始めたいというオーナー様にもってこいの
ハードテイルAMバイクを組ませて頂きました。
基本コンセプトとしては 「ベーシック・シンプル・操作性は良いが、すべてバイク任せにするには限界が低い」そんなバイクをイメージして組んでみました。
あえてバイク任せにできないようにしたのは、オーナー様にうまくなって欲しいから。
私の周りで最近よく見るMTB乗りは、大体の人が下りでブレーキを離すのに慣れただけなのに「自分は上手くなった」と思い込んでいる人が多く、そういった人は大抵フルサス乗ってる人なんです。
そういったバイクを最初の一台に選ぶと、まず技術は向上しません。
だって、とり回し悪すぎて、乗る練習しませんからね。
LITEC HASSO 27.5 V2を開店前に在庫として店に置こうと考えたのは
上記のイメージにピッタリだったのと、ジオメトリーがこの辺の山で遊ぶのに最適だったから。
大事に思ったのはリヤセンター(418㎜)とヘッドアングル(66°)
クイックなシングルトラックのコーナーが多い日本の山なら
割と世界規模の販売をしている、同じようなコンセプトのAMHTフレームより短めがいいと思います。ヘッドアングル66°は割とAMやハードテールDHバイクの現代の標準的数値じゃないかと思います。(650Bや650B+のMTBの場合で考えています)
ロウカラーは完全に私の好み、クロモリパイプに熱が入って変色した模様が最高にカッコいいと思うのは男だけの感覚なんでしょうか?
店に展示していた時、男性のお客様からのウケが良かったです。
仕様
フレーム:LITEC HASSO 27.5 V2
Fフォーク:ROCKSHOX SECTOR GOLD 27.5 140mm SA
ハンドルバー:TRUVATIV AKA
グリップ:FIRE EYE グ-スバンプスR
ヘッドセット:フレーム付属品
ドライブトレイン:SRAM NX系1×11 クランク165mm リヤカセット11~42
前後ブレーキレバー・キャリパー:シマノデオ-レ
Fハブ:シマノデオ-レ
Rハブ:シマノSLX OLD142mm 12mmスルーアクスル
前後リム:KORE REAL2.7 32H
スポーク:DT SWISS Champion 2.0mm シルバー
(ホイールは前後手組み)
タイヤ:MAXXIS ARDENT 27.5×2.4
ペダル:シマノ旧セイントペダル(PD-MX80)
シートポスト:FASTACE FAP-502ドロッパーポスト 31.8/440 125mmストローク
サドル:FIRE EYE CUBE
マスプロメーカーが最初から形にして販売している完成車は、もちろんコストパフォーマンスが良く、バイクとしても大変バランスのいい乗りやすい自転車が多いのは確かです。
ですが、MTBの世界においてはフレームジオメトリーのイニシアチブをとっているのは
大手メーカーではなく、比較的中小規模のブランドだったりします。
そのためMTBライダーは、経験を積んだ分かってるライダーほどあまり世間的には有名ではないブランドのフレームを選ぶ傾向があります、その辺がロードバイクの方とは違う感覚があります。
こだわりのMTBが欲しいという方は、多少コストがかかるかもしれませんが
自分でチョイスしたフレーム・パーツ類で組み上げてみてはいかがでしょうか?
もちろん誉自転車がお手伝いさせていただきますよ。
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