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2018シマノフェスティバル東京(誉自転車の盆休み)

もう先週の話になってしまいますが、シマノの展示会のためにはるばるお江戸まで行ってまいりました。

実はその更に前の週にシマノは大阪で展示会をしているので、本来ならそちらへ行けばよかったという話です、ならばなぜ東京?

ズバリ!ほぼ観光だからです。

誉自転車は今年の夏お盆休みをせずに通常営業だったんですが、

その振替的な形での連休を、今年のシマノ展示会にもってきたのです。

目的が「ほぼ観光」なので前乗りです。

JETSTAR初めて利用したんですが、安いですね。

ちょっと狭いですけど、高速バスでしんどい思いするよりはるかにいいです。

 

 

はい!東京駅到着です。(実際は成田からの移動もありました)

今回、東京での移動は地下鉄の48時間乗り放題チケットを購入したのですが、

これがマズかった・・・。

東京で地下鉄移動などしたことない私は

どんな路線があり、どんな駅があるかも知らない。

さらにどこから駅に入れるかもわからないため。

東京駅付近で完全に迷子に(笑)。

駅到着が14時ごろだったので、ここでの2時間近いロスが前乗りの意味を完全に消してしまったのです。

本当は、7月に取扱いをはじめた東京バイクの直営店[谷中店]にいって、

実際にレンタルバイクで東京の下町散策なんかもしてみたかったのですが、

全部ポシャッてしまいました。

唯一行けたのが[ブルーラグ]さんの幡ケ谷店

噂には聞いていましたが、すごい品ぞろえでした。

閉店間近でしたのでそんなに長居はできませんでしたけど。

当店も含む[香川の掃いて捨てるほどある同じ様な物ばかり売る店]とは違った

個性のある店を実際に見る事が出来てよかったです。

目指す方向を確認できた気がします。

 

この後は予約をとっていたお宿で爆睡となりました。

翌日朝は本来の目的だったシマノフェスティバル2018です。

元も子もない事を先に言っていしまえば今年のシマノの展示会の目玉に、世間的(国内)に関心の高い商品は無いんじゃないかと思います。

ロードでいえば105がすでに出てますが、もう事前にデリバリーが始まっていて目新しい感もなくなってます。

シクロクロスやグラベルロード用のRディレーラー”アルテグラRX”も

所詮はニッチなジャンル。

もっとも注目のはずのマウンテンバイクコンポーネントの最高峰[XTR]は、多分興味ある人間がウチの店に来るような人にはいない、実際話してても1×12のXTで出るまで待つといった人が時々いる程度。

だから今回のシマノフェスは私自身も新しい製品に少し触れて、機構の知識勉強程度が出来ればいい位の気合でした。

 

そんなシマノフェスですが入口付近はやはり、E-bikeとシマノの専用コンポーネント

STEPSで固められていました。

もう見慣れた光景で新鮮味はありませんね、今だ一度も乗った事も無いのにあまりにも見せられ過ぎて飽きた気もします。

 

 

 

搭載するMTBに、本気で使える仕様の販売モデルが増えれば世間的にも関心がわくかも知れませんね。

こちらシクロクロスやグラベルロード用のスタビライザー付きリヤディレーラー

アルテグラRXこと”RD-RX800-GS”

電動仕様のRD-RX805-GSもラインナップにありますが、展示してあったかどうか確認し忘れました。

スタビが付くとフロントシングルカスタムする人も増えるかもしれませんね。

 

社外の38T or 40Tのナローワイド(ウチの扱いならコレ)つけて、後は11~34のカセット、

リヤディレーラーはこのRD-RX800-GSで、フロントディレーラーとその他シフトケーブル類は完全に取り払う、左のシフト操作はスカスカになるけど気にしない。

 

そんな仕様がイメージです。

もちろんシマノ的には普通にフロントダブルで使う事前提の考えでしょうけどね。

 

 

 

さて、たぶん私のみ注目の本命XTRです。

シマノもついに1x12システムを導入ですよ。

ついにDI2+フロントダブル推しをある程度あきらめ、スラムの作った世界的なマジョリティー路線を追いかけるつもりになったようです。

一応ハブのフリーボディーに独自形状を採用し、プライドを保とうとしていますが、

1x12というだけではどうしても後追い感はあります。

 

では、細かい所を見てみましょう。

 

12速のカセットは

10-51T(12スピード ワイドレンジスペック)

10-45T(12スピード リズムステップスペック)

の2種類。

スラムの12速カセット10-50Tより意地で1T大きくした感じ?

私からしたら、そもそも50Tすらでかすぎな気がしますけど

感覚が古いんでしょうか?こういうのは使ってみて初めてわかる価値もありますので

実際に山で使ってみたいですけど、なかなかそんな最新スペックに触れる機会がないですね。

シマノ12速カセット用のフリーボディー規格”マイクロスプライン”

フリーボディーはアルミ製、前モデルと比較し30%の剛性アップしてるらしいです。

クイックエンゲージメントは最大7.6°(ペダルを踏み込んでフリー状態から駆動力が発生する状態までの角度)、従来のXTRは10°だったらしいです。

 

ハブ本体とフリーボディーはSCYLENCE(サイレンス)という従来のラチェット機構とは違う

新機構(でも見た感じDT SWISSのスターラチェットに近いような・・)を採用しています。

耳を近づけなければ気が付かない位音の静かなラチェット音で、回転は非常にスムース・シルキー、従来のラチェットに例えるならフリーボディー1周で80ノッチ位の引っ掛かりがあるとシマノスタッフが言っていました。

展示されているハブはコレにのみでしたが、ストレートプルスポーク用や新型11速カセット用など全部で6種類ほどあります。

10-51Tのカセットスプロケット

重量は367g(カタログ値) 値段は¥36,518

因みにスラムの最高グレードXX1 Eagle XG-1299 カセットは355g、値段は¥63,000

グラビティ系の最高グレードX01Eagle XG-1295 カセットは355g、値段は¥58,000

そりゃスラムに比べたら安いですけどね、充分高いです。

(スラムが高すぎると言う方がいいですね。)

 

リヤディレーラーは大きく分けてフロントシングル用の9100番と、フロントダブルにも対応した9120番。

9100番の方は最大ローギヤ45TのGSと、51TのSGSがあるという事です。

プーリーが大きくなっていて13Tになっています。

 

クランクはフロントダブル用、シングル用とも異なるQファクターで2種類。

スラムみたいなダイレクトマウントでチェーンリングを固定します。

フロントダブル用でもちゃんとシングル化出来るようです。

ギヤ付きのフロントダブルで¥55,592、ギヤ無しのシングル用でも¥39,441

ですが、それでもスラムの最高グレードと比べたら3万円位安いです。

因みにフロントシングル用はギヤ板別売りで

SM-CRM95という品番のギヤ板で30T~38Tの間で2T刻みで選べるみたいです。

値段は¥12,413 (純正高いわ!社外品を待つ)。

 

 

 

 

 

すべて新型のXTRでドライブトレインを固めれば、シフトチェンジが従来の1/3の時間で完了しなお且つぺダリングへのインパクト劇的に小さいそうです。

そりゃ、この額の機材投資なのでそれくらいでないとねぇー。

シフトレバーやビンディングペダルです。

各社ワイヤー引きのドロッパーシートポストのコントロールレバーが発売されています。

ただ、新型XTRのレバー採用した新機構I-specEVで直接取りつく為、ブレーキをXTRに変える必要があります。(←なんやそれ)

シフトレバーはI-specEVタイプと普通のハンドルクランプタイプとに分かれます。

左のフロント側のシフターはレバーが1個になりました。

親指で推してシフトダウン、人差し指でひいてアップでしょうか?聞き忘れました。

ディスクブレーキレバー、キャリパー、ローター類。

キャリパーはXC系の9100番とエンデューロ系の9120番の2種類があります。

さきほどから言っているI-specEVは様々なライディングスタイルに合わせるため従来の

I-specⅡより調整範囲を広げ、またレバー側にハンドルバーに接触するコンタクトポイントを設けてレバーユニットの剛性を上げているとの事です。

 

今回の新型XTR、実物を見て触って率直な感想です。

いろいろツッコミどころなくも無いんですが、

「欲しい」です!

あまり期待してなかったのですが、スラムの最高グレードと比較して、多分こちらの方がいいと思うし、値段も高いけど意外と頑張ってると思う。

まぁ、今の私はXTRに手が届く経済力ないんですが、

どうでしょう?欲しくなった人います?

XTR意外に特にみたい物がなかったので、ほぼ1時間ほどで会場を出ました。

帰りのバスまでに時間が充分あったので、一度は行ってみたかった

上野の”国立科学博物館”へ行ってきました。

 

常設展示物の観覧だけなら入館料¥620 安い!

イベントでやってた特別展「昆虫」もみたかったけど別料金だしたかかったのでやめといた。

オレも昆活したかったぜ・・。

SLっていうの?蒸気機関車、入口にありました。

縄文時代の土器、石器

動物の毛皮や骨格標本、トキのはく製。

本物のハチ公のはく製らしい。

想像してたよりデカイ。

植物とか巻貝みたいなのの化石

化石と言えばやっぱ恐竜

私がまだ小学生のころ地元の国分寺町にたくさんの隕石が降ってきた事があったんですが、

その時の隕石が寄贈されていました。

たしか校長先生の家の屋根を突き破ったという話だったような。

魚類、虫、植物、キノコその他標本たくさんです。

昔の図鑑的なやつなんでしょうか?

 

マレークマ

なんかカワイイ

本物かどうか分かりませんが人工衛星も

ゼロ戦もあった!

はじめて見ましたけど意外と大きいんですね。

空冷エンジンだったんね

この車なんだっけ?

シロナガスクジラの実物大オブジェ。

そりゃこんなんに下からぶつかられたら漁船なんか転覆しますわ(笑)

 

以上で東京出張(ほぼ観光)編終わります。

しっかりリフレッシュしてすでに通常営業しとりますので、

御用のみなさんぜひ、ご来店ください。

新型XTRのご注文喜んでうけたまわります。←あるわけないよね(笑)