掃除をしてから持って来た方が損しなくて済みます

こちらのMTBのホイールはお客様からお預かりしている物です。

（因みに当店でお買い上げいただいたMTBについていたものではなく、ネットで買ったMTBについていたものを持ち込まれたものです）

予定されている作業は、シンプルにチューブレスレディ化なのですが・・・

見たらわかりと思いますが、ダートを走ったホイルをそのまま持ち込んでいます。

 

このホイールに作業開始するなら手順としては、まず掃除。

泥の汚れを洗い流しきれいにふき取るとこから始めます。

TL用リムテープを張る作業や、シーラントを入れてエアーを入れるときに

リム内側やビードの乗る面に土や埃が付かないようにしなければいけないからです。

言葉で言えば一言で済むこの「掃除」

結構な時間が食われます。

 

私は自転車整備のプロです。

プロだから自転車整備やカスタムで飯を食っています。

プロを働かすという事は当然費用が発生します。

この泥を除けるだけの「掃除」という作業に対しても

当然ですが時間当たりの費用は頂きます。

 

大抵の人にとって普通に考えたら損ですよね。

お客様が、このくだらない出費を抑えるためにも、

マウンテンバイクに限らず、使用した泥だらけの自転車をそのまま当店に持ち込むのはやめることをお勧めします。

 

家で洗って（その際、高圧洗浄機は使わないでください）、しずくが落ちないくらいまでに拭きあげて。

 

それだけで30分～1時間ぶんくらいの工賃を抑えることができます。

 

そして何より、受け取った時の私の気持ちもだいぶ違います。