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フルサスE-MTBのオーバーホール

E-MTBは都合のいいメンテナンスフリーの家電ではありません。フルサスフレームなら当然オーバーホールは宿命的に付きまといます。

むしろ重量増のせいでパーツへの負担は大きく、一般的なペダルバイクでのメンテナンスサイクルより

短く刻んでやる方が正解なんじゃないかと思っています。

購入から2年間ガッツリ乗っていただいたE-MTBのオーバーホールを承りました。

作業内容を何回かに分けてお見せします。

ブレーキフルードの交換です。

シマノのブレーキオイルは透明なピンク色なんですが、ガッツリ汚れてます。

毎回思いますけど、この黒い靄みたいなのって何なんでしょうね?

ブレーキパッドのカスってキャリパーの中でピストンシールすり抜けて入っていくんでしょうか?

何にしてもこの色見たら変えておいて正解だと思います。

 

スイングアームから後ろの文かい清掃、今回ベアリングは異常が無いものは続けて使うという事なので、

パッキン外して回転を確認し、グリスを詰めなおす。

幸いどのベアリングも比較的いい状態を保ってました。

 

せっかくなのでシマノのハブのラチェットとベアリングも確認。

シマノのハブってグリスが抜けないので有名なのですが

今回どうしてか若干グリスが抜けて回転がよくない軽さになりかけていたように思います。

(※グリスが残ってない軽すぎる回転は良くない軽さです。)

 

E-MTBだと個々の部品の回転部分にかかる負荷が違うためでしょうか?

ショップにもユーザーにも全く予想外の所で静かにパーツが傷んでいってることって

よくあることです。

 

けっして安くはない額のランニングコスト

出来れば先延ばしにしたい気持ちはわからなくもないですが

 

やはり最低限の定期メンテナンスはすることをお勧めします。

 

 

 

続いてリヤサスユニットです。FOXのFLOAT X2がついているのですが、

この下側アイに圧入されているベアリングパーツ

FOXの物だと思ったらロッキーマウンテンが自分の所のフレームにのみ用意した専用パーツだったみたいで、

これのけるのに無茶苦茶苦労しました。

どうすれば傷つけず外せるのか調べてたら、FOX総代理店のmom&popsさんの少し古いブログに

その方法が書かれてました。

 

 

ユニオールのスライドハンマー式ベアリング外しが購入から何年もたって初めて役に立った瞬間です。

 

この時までホント購入したのを後悔してました。

買っておいてよかったと思うと同時に、この工具元が取れる日は来るんだろうかという疑問も

FOXは相変わらずダンパー部分の分解は販売店に許可されていません、エアスリーブを外しての

 

掃除とOリングなどの消耗パーツの交換、ルブの再充填までが許されている範囲になります。

このパッケージの中に交換するシール類やバックアップリングなど一式が入っています。

FOXの製品は製造から5年間しかメーカーがメンテナンスを受け付けてくれないというのが

よく聞かれていた話で、実際私もその認識だったのですが、今回のパーツ取り寄せの際

MOM&POPSさんとの話の中で、その事についてもう一度確認したところ、FOXはその方針を

やめたようです。

現在は、メンテナンスパーツがメーカー側で生産が終わり在庫がなくなるまでは

修理対応してもらえるという方向に方針変更されているとのことでした。

(※そんな重要な事ちゃんとアナウンスするべきだよなぁ)

 

 

 

 

ドロッパーシートポストも古いグリスを掃除して

たっぷりの新しいグリスを充填して組みなおします。

このE-MTB完成車についてきたのはメーカーロゴが入った完成車にのみついてくる

専用品ですが、いろんなメーカーにロゴだけ変えて供給しているような物でしょう。

密閉のカートリッジダンパーは使い捨ての物で、交換ダンパーが手に入るかどうかは不明。

基本的にできることは、今回のように掃除とグリスアップ程度です。

ダンパーまでしっかり分解してオーバーホールしながら長く使い続けたければ

ドロッパーシートポストだっていい物を購入する必要があります。

パッと浮かぶところでいうならBIKEYOKE、ロックショックス、FOXとかのマウンテンバイクの世界で

一流のパーツメーカーの物がいいと思います。

 

さてここまでで、フレームから後ろ側のオーバーホールは、一応終了です。

リヤサスユニットは、ダンパーまでは手を付けてませんが

何回かに1度メーカーに送ってしてもらえばいいと思います。

 

さて次回はフロントフォーク編になりますが、こちらがね・・・厄介なことになってたんです。